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イギリスでインダストリアルデザイン専攻中 の日本人大学生、吉田巧による雑記帳。デザイン以外のことを多く書いています。デザイン作品は右のリンクからどうぞ。
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日曜午後の音楽室

2005/01/16, Sunday

ブランチの後いつものようにピアノのある音楽科へいった。音楽科の建物は寮のすぐ隣。授業の無い時間は生徒に開放されているからよく遊びに行く。といっても楽譜は読めない(読んで弾けない)からUWCの友人から教わったジャズもどきで下手なアドリブをするだけだけど。

適当に弾き始めて暫くしてから鍵盤の間に何か挟まっているのに気づいた。陰毛のような黒いものだった。何を考えるわけでもなく払いのけてそのまま弾いていたのだけどちょっとしてからその「陰毛」のようなものに関する可能な限りの妄想が頭をよぎっておかしかった。

昨日の晩カップルが忍び込んでよろしくやってたのか?その場合どっちかが音楽家か、両方とも音楽と無関係の人物だろう。プリティーウーマンを思い出す。またはチリチリ頭のアフリカ人が熱くソウルでも唱って落ちたのか。いずれにしても黒かったから体毛だとすれば白人のものではないだろう。もしくは単に衣服のほつれだったのかも知れない。他にも色々情景が思い浮かんだけど大っぴらに言えるようなものじゃないからここには書かないでおこう。

陰毛で思い出した。英語で陰毛のことを”pubic hair”と言うのだけど、初めてこれを習ったとき”public hair”=「公の毛」と間違えて覚えていた。その後暫くは「Publicなヘアとはまた随分オープンだなあ、流石西洋の感覚は違う」などと勝手に納得していた。

このままでは汚く終わるので話を戻そう。

まともにピアノを習う時間と気力がなかなか無いので高校以来基礎だけ学んだコードと我流のアドリブで曲を弾いたりしている。そんな拙い演奏経験からでも言えるのは確かにアドリブはそのときの総合的な気分や雰囲気に大きく影響されるんだなということ。もちろんプロはどんな場面でもそれなりの水準を保てるからこそプロなんだろうけど、そんな彼らにものりにのった時とそうでない時がある。

自分の場合、良い具合に酔った時に友人とセッションをした方が普段よりいいアドリブができる。同じように半分眠ったような感覚の時の方が意識しすぎない自然な演奏ができる。また逆に聴衆が居て音楽よりもそっちを意識するとちょっと背伸びしてるけれど格好良い音が出たり。それとやはり一人で弾くより仲間とジャムした方がよっぽど楽しく自然なアドリブができる。何度も弾いていてアドリブにもどことなく自分のパターンが出来てしまってるスタンダードなんかを、そういう状態で弾くと新しい音が生まれやすい。
また、今日のように酔ってもいず、眠くもない時は瞼を半分閉じたような状態で奏者に「なりきる」ことが多い。頭をそれっぽく振ったりしながらボーッとした状態に持って行くと気づけば自然に頭が揺れて意識してるようなしていないようなアドリブ演奏に入れる。

それにしてもここ最近はずっと限られたレパートリーを繰り返してるから、そろそろ新しいスタンダード曲も覚えなきゃなと思いつつ日曜午後の音楽室を後にした。

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